―バス車内置き去り防止安全支援装置・かくにん君をJ21が全国販売―
■2023年4月の置き去り防止を支援する安全装置の義務化に対応した、補助金の交付対象製品
■バス停車後の車内点検を音声アナウンスで促し、置き去り防止を支援する車内点検サポートシステム
■耐久性のある日本製で、小型バスから大型バスまで幅広く取り付けが可能
ジャパン・トゥエンティワン株式会社(本社:愛知県豊橋市/代表取締役社長:岸本賢和、略称J21)が共同開発し、正規販売代理店として販売している株式会社レゾナント・システムズ(本社:神奈川県横浜市/代表取締役:近藤真子)の車内点検サポートシステム「かくにん君」の発売を開始します。
2022年に、児童が送迎用バスの車内に置き去りにされたことによって亡くなってしまう。という痛ましい事故が発生し、その後も置き去り事故の発生とその報道が相次いだことから、社会問題としてクローズアップされることとなりました。国土交通省では、2022年の12月に送迎用バスの置き去りの防止を支援する安全装置のガイドライン※1を発表し、2023年の4月からは安全装置の装備義務化に向けた法令等の整備が進んでいます。弊社はレゾナント・システムズと協力し、市場テストや機能性の調査・先行試験に協力してきました。
ガイドラインに適合した製品は、送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のリスト※2として公表され、安全装置の装備義務化にあたっての補助金の交付対象製品となります。株式会社レゾナント・システムズの車内点検サポートシステム「かくにん君」も本ガイドラインに適合した補助金の交付対象製品(認定番号:A-005)となっています。
音声で降車時に確認を促す「バス車内置き去り防止安全支援装置」
車内点検サポートシステム「かくにん君」は、国土交通省のガイドラインにおける「降車時確認式の装置の作動(押しボタン式など) )の要件に適合した製品で、分かりやすい音声アナウンスによりドライバーに注意を促し、車内点検をサポートすることが特徴※3です。
バスのキーをオフにすると、運転席近くの本体から音声アナウンスが開始され、車内点検をしながら移動し、車両後方に取り付けられた点検ボタンを押すことで、アナウンスが終了します。また、音声アナウンスが開始されて10分経過しても点検ボタンが押されない場合には、車外スピーカーから警告アナウンスが発せられます。さらにオプションのSOSボタンを取り付けることで、万が一に人が置き去りにされた場合にも、取り残された乗員がボタン操作をすることで、車両内から警告アナウンスを放送することができます。
アナウンスによる置き去り防止の点検支援と警告イメージ
本システムは、J21と株式会社レゾナント・システムズとの共同開発製品で、旅客車載専用機器メーカーとしてのノウハウを活かした日本製の高品質と耐久性を備えた製品です。また12V、24V電源に対応し、小型バスから大型バスまで幅広い車種に取付けが可能です。J21は、全国からのお問い合わせと販売を受け付けています。
J21運営サイト:バス車内置き去り防止安全支援装置・かくにん君
https://info.japan21.co.jp/kakunin
J21では、商用車ユーザーに向けて後付けできる衝突警報装置の販売を行うなど、ドライバーと乗員、乗客、さらには歩行者の安全を守るための機器やシステムを販売してきました。本システムにおいても乗員の命のリスクを減らすべく、注力していきます。
※1 https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000433.html
※2 https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/anzen/list.html
※3標準案内アナウンス:車内点検を行ってください。こどもは残っていませんか?シート下の確認をしてください。落とし物や忘れ物はありませんか?すべての点検が終了しましたら確認ボタンを押してください。(他のアナウンスも有償オプションで選択できます。)
かくにん君 セット内容(KMK-900SET-A100)
・かくにん君本体(KMK-900-100-A00)
・点検ボタン(RS-30)
・車外スピーカー (VPS-3W-00AS)
・インジケーター(PL-31)
・取付キット(シール,配線,ギボシ,ネジ等)
SOSボタンオプション セット内容(KMK-OP-KIT1-12V, -24V)
・SOSボタン(RS-31)
・リレーボックス(RYB-297A-12V, -24V)
・取付キット(シール,配線,ギボシ,ネジ等)
かくにん君 KMK-900 仕様
・電源電圧:DC12V/24V
・消費電流:0.5A以下
・質量:200g
・外形寸法:75×60×22(mm)
・使用温度範囲:-30℃~+65℃
*ダッシュボード設置は避けてください
■株式会社レゾナント・システムズについて
2007年4月、株式会社ネプチューン(創業1952年)と株式会社富士急情報システム(創業1968年)が合併し、新たな歴史を切り開くために設立されました。鉄道車両、バス、トラック向けの音声合成技術による安全確認機器や放送装置の開発・製造・販売などを行なっています。安全・安心を支える品質を確保し、お客様と社会に貢献し続けることを目指しています。
URL:https://www.resonant-systems.com
■ジャパン・トゥエンティワン株式会社について
1992年9月に創業し、“イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、プログラミング学習サービス「コードモンキー」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear® NOW」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」などがあります。
URL:https://www.japan21.co.jp/
お問い合わせ先 広報担当
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F
TEL:03-6775-7450
Email:mkt@japan21.co.jp Web:https://info.japan21.co.jp/kakunin
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
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