ジャパン・トゥエンティワン株式会社(略称J21)では豊橋市、豊橋技術科学大学と連携し、ビッグデータを活用した交通安全対策を進める取り組みを行っています。これは豊橋市内を走る車両に取り付けられた衝突防止補助システム「モービルアイ」から得られる警報や走行車両取得情報等をJ21が提供し、豊橋技術科学大学が分析、危険個所を割り出し、豊橋市が安全対策を検討・実施するものです。※
その分析結果の一部が、2月1日に開かれた「豊橋市交通安全推進市民大会」にて発表されました。
ビッグデータを分析したのは、豊橋技術科学大学 建築・都市システム学系助教の松尾幸二郎先生です。
松尾助教は、歩行者と衝突する危険性が高まると知らせるモービルアイの「歩行者警報」と、車両の走行データ、実際の交通事故の履歴を分析しました。
その中で、
・過去に歩行者との事故は発生していないものの、歩行者警報の多い地点があること。
・交通量が比較的少ないにもかかわらず歩行者警報の多い地点が見つかったこと。
が発表されました。
こうした場所は、潜在的な危険があり将来的に交通事故が起きる可能性があると想定されます。今後豊橋市では、今回の分析結果をもとに、スピードを出せないように道路を改修するといった交通安全対策を検討・実施するということです。
J21では今後も自治体や大学と連携し、日本の交通事故を減らす取り組みを進めてまいります。
参考
※「ビッグデータを活用した予防型交通安全対策の協力事項について定める協定」を締結しました/豊橋市2018年4月12日